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熊本県で発生した地震を受けて|地震後の断水・漏水に備えるために

2026年7月28日、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7が観測されました。被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

地震発生後は、建物の損傷だけでなく、水道管の破損や断水、目に見えない場所での漏水が起こる可能性があります。

今回の地震でも、熊本県内では断水や漏水が確認されており、国土交通省の発表をもとにした報道では、一時約14万戸で断水が確認されたとされています。

この記事では、地震が水道設備に与える影響と、地震後に確認したいポイントについて解説します。

地震によって水道に起こる主な影響

地震の強い揺れによって、水道管や給水設備にはさまざまな影響が生じます。

主な影響として、次のようなものがあります。

  • 道路下の水道管の破損
  • 宅地内の給水管の亀裂や接続部分の外れ
  • 建物内や床下、壁内の配管からの漏水
  • 給水ポンプの停止
  • 貯水槽や受水槽の破損
  • 水道管内への濁りや異物の混入
  • 広い範囲での断水

特に、地中や床下、壁内の配管は外から状態が見えにくく、地震直後には気づかなくても、時間が経ってから水漏れが表面化することがあります。

地震で断水が起こる理由

地震で断水が起こる主な原因は、道路下の水道管や各家庭へ水を送る給水管が損傷するためです。

水道管に亀裂が入ると、漏れ出した水によって水圧が低下し、蛇口まで水を送れなくなることがあります。

また、マンションや高層建物では、電気で動く給水ポンプを使用していることがあります。そのため、水道管に問題がなくても、停電によってポンプが停止し、水が出なくなる場合があります。

地震後に自宅で確認したいこと

揺れが収まり、周囲の安全が確認できたら、次の点を確認してください。

蛇口や配管の周辺を確認する

キッチン、洗面所、浴室、トイレ、給湯器周辺などに水漏れがないか確認します。

床が濡れている、壁が湿っている、水が流れる音がするといった場合は、配管が損傷している可能性があります。

屋外や地面の状態を確認する

晴れているにもかかわらず地面が濡れている、敷地内から水が湧き出ている、地面の一部が陥没している場合は、地中の給水管で漏水している可能性があります。

ただし、道路の陥没や大量の水が噴き出している場所には近づかないでください。

水道メーターを確認する

家の中と屋外の蛇口をすべて閉め、トイレや洗濯機なども使用していない状態にします。

その状態で、水道メーターのパイロットが回り続けている場合は、どこかで漏水している可能性があります。

地震後は目に見える水漏れがなくても、地中や床下、壁の中で配管が損傷していることがあります。

水が濁っている場合はすぐに使用しない

地震や断水の後に水道が復旧すると、水道管内にたまったさびや砂などが混ざり、濁った水が出ることがあります。

水が透明になるまでは、飲料や調理への使用を控えましょう。

自治体や水道局から使用方法について案内が出ている場合は、その指示に従ってください。

漏水を発見した場合の連絡先

漏水を発見した場所によって、連絡先が異なります。

道路から水が出ている場合

道路上や道路脇から水が出ている場合は、道路下の水道管が破損している可能性があります。

お住まいの地域を管轄する水道局や水道営業所へ連絡してください。

水道メーターより道路側の場合

宅地内であっても、水道メーターより道路側で漏水している場合は、水道事業者が対応することがあります。

修理範囲は自治体によって異なるため、まず水道局へ相談しましょう。

水道メーターより建物側の場合

水道メーターより蛇口側や建物側の漏水は、原則として建物所有者側の修理範囲となります。

指定給水装置工事事業者や漏水調査・修理の専門業者へ相談してください。

マンションや賃貸住宅では、先に管理会社、大家さん、管理組合へ連絡しましょう。

地震後は小さな漏水にも注意が必要です

配管の損傷が小さい場合、地震直後には大きな変化が見られないことがあります。

しかし、亀裂が徐々に広がることで、数日後に次のような症状が現れる場合があります。

  • 水道料金や使用水量が増えた
  • 水道メーターが止まらない
  • 壁や床に染みができた
  • 地面が継続的に濡れている
  • 水圧が以前より弱くなった
  • 水の流れるような音が聞こえる

少しでも異変を感じた場合は、放置せず早めに確認することが大切です。

漏水箇所が分からない場合は専門的な調査が必要です

地中やコンクリート下、床下、壁内などで漏水している場合、目視だけでは場所を特定できないことがあります。

当社では、音聴調査やトレーサーガス式漏水調査などを用いて、目に見えない漏水箇所の特定を行っています。

地震後に水道メーターが回り続けている場合や、漏水している可能性はあるものの場所が分からない場合は、お早めにご相談ください。

今後も当社ホームページでは、水道に関する災害情報、漏水対策、水道料金や制度変更など、皆さまの生活に役立つ情報をお知らせページで発信してまいります。

※災害発生直後は、自治体や水道局、気象庁などが発表する最新情報をご確認ください。

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